2013/10/13(日) 晴れ 最高気温26度 最低気温18度 湿度26%
6:30
いつも通り氷川神社でお参りしてから出発! リベンジ成功と無事故をお願いする。上石神井駅の踏切待ちでRuntastic Road Bike GPSをONにしていたことを忘れていたことに気づいたのでオンに。
チャリカフェさんのルートを参考に千川上水を西に進みます。青梅街道を渡ると千川が路上に現れてきます。雰囲気も良い感じで車も人も少なく快適に走行する。
境橋交差点で五日市街道へ。正確に言うと川を挟んで一本南の平行に走る通りを進む。そして立川の砂川十番交差点五日市街道と並行している一本南ので「すずかけ通り」へ。blogにあるとおり大変走りやすい道路でした。ここで初めてローディーを2~3人見ることになりました。程なく立川 昭和記念公園北。山が見えてきた。(8:00)
「すずかけ通り」のどん詰まりで右折して再び五日市街道を西に進む。この辺りは実家の近くなので左折して…というルートも一瞬頭に過ったが今回はblogどおりのルートを選ぶ。
五日市街道が16号にぶつかったところで左折し拝島駅の青梅線と五日市線を超える。超えたところで右折して多摩川をまたぐ睦橋へと進む。
8:15
睦橋を超えた先にあるマックで朝食。出発前にも朝食を摂っていたが、お腹が空いてきた感じがしたので、早めに"補給"することにした。(結果的にこの選択は正解だった) ウインドウ越しにローディーが何人も走り去っていく。
睦橋通りは大学時代からオートバイで奥多摩"有料道路"へ行くときに通った道なんだけれど、当時と比べると凄く綺麗な道路に変わっていて驚いた。以前は五日市街道の裏道って感じで交通量は少なかったのだけれど、今は違うようだ。
五日市駅にぶつかったところで左折。檜原街道を走っているとローディーが多い。何分ビギナーなのでペースが分からないので、同じようなペースの人を見つけてペースマーカーになってもらって走行する。
9:00
檜原村役場に到着。blogではこの役場にある喫茶室で休憩していたが、先にマックで補給したお陰でお腹も空いていないので駐輪場で一息入れるだけにする。ここにはバイクラックも完備(ヒルクライムイベントが開催された記念らしい)されていてナマラ(・∀・)イイッショ!
檜原村役場のところの交差点を左折したら後はずーと道なりまっすぐだ。今までと違って勾配が徐々にきつくなってくる。そして(もう)下ってくるローディーも徐々に見かけるようになってくる。
休憩してた関係でタイミング悪くペースマーカーになる人が居なくなってしまったので一人淡々と走る。5月では途中でお腹が空いて力が出せなくなった経験をしたが、今回はマックでの補給が効いている気がしてなんとなくそれなりに走れている気がする。調子にのってしまっている気がしないでもないが、ひょっとしてオーバーペースではないのか?という思いも頭をよぎる。
上野原との分岐である上川東の信号で、先に五日市駅付近で抜いたローディーを前方に発見! 村役場で休憩したときに抜かれたのでもう追いつくことは無理と思っていたのでラッキー!(多分その人もどこかで休んでいたと思うが)ひょっとしてオレって凄いのかも! あの人に追ていこうと心に決め追走するも束の間、この交差点から勾配が今まで以上にキツクなってきて脚が回らない。(ルートラボのマップでもここだけちょこっと勾配がキツクなっている)
先ほどの前方に見えたはずローディーは遥か彼方へ。ダンシングをしようと試みたがとても脚が荷重に耐えられず出来ない...orz 思っている以上に乳酸が脚に溜まっているのか?
先ほどまでの快調さは一体どこに? シッティングのまま忍の字でペダルを回す。確かblogにはこの先に「たなごころ」というパン屋があったはず。そこまではなんとか頑張ろう。
9:50
「たなごころ」 到着。フラフラになりながら店内へ。未だ開店準備中(10:00開店?)だったと思うが、オーダーを受け付けてくれた。ありがたい。多分エネルギーになるだろうと思って柚子はちみつドリンクとアンパンをオーダー。眼下の川の流れを見ながら補給し一息つく。
休憩している途中お店の前を何人ものローディーが走り去っていった。しばし休憩したので俺も元気復活、再出発する。脚が軽い!!
と思ったのは一瞬だった。やはり辛い。10km/h以下のトロトロしたスピードで登るオレ。そして、追い抜いていくクルマやオートバイ(特に2st)の排気ガスが憎い! 先程から激しくなっているので普段以上に呼吸している為だ。都内を走っている時にもこんなことは感じなかった。自分がかつてここをバリバリ走っていた時には全然分からなかったが、ローディーにとっては如何に排気ガスが影響するのかということを嫌というほど思いしらされた。
もっと空気を! 新鮮な空気を!!
もっと力を! ペダルを回し続ける力を!
何人に抜かれただろうか? 途中何度も止めにしようかとの思いが過る。心が折れるというのはこうゆう事を言うのか。カミさんの「やめときな」というセリフが頭のなかでリフレインする。もう、オレ駄目かも...orz
いや、兎に角奥多摩周遊道路の入り口まで頑張ろう。そこで引き返すかどうか考えよう。
10:40
奥多摩周遊道路入り口到着。これからの向かう先を見上げた時、俺はすんなりと入り口の看板のところにバイクを止めて腰を下ろした。チャリカフェでもここで休憩していたみたいだし、休憩してもいいよね?
そうこうしていると後から登ってきたローディーが二人同じようにここで止まって休憩した。
少し呼吸が落ち着いてきたところで同じく休憩している人に声をかけた。その方は中野から輪行で武蔵五日市駅まで来て自転車で都民の森まで行くという。
この入口から都民の森はそれほどの距離ではないとの事。よし、俺もあと少し頑張ろう。その方(勝手に中野さんと命名すw)に追いかけるようにスタートする。
高校時代の友人に当時から休みのたびに日本全国を廻っているヤツが居た。俺が自転車に乗り始めた話をするとロングライドの秘訣として「頑張らないこと」と教えてくれた。
この時オレはその一言を思い出していた。ロングライドとヒルクライム、異なるけれど"頑張らないで"ペダルを回す。ここまでほぼ一人で走ってきたけれど今は中野さんと(勝手に)一緒に登っている。前走者が居るとペースを保てるのか気分的にも楽だ。
なんとなくペースがわかってきた。さっきまで前走者が居るとなんとかその人に追いついてあわよくば抜き去って…などと思って走っていたがそうーゆー頑張りはビギナーには無理だ。そうゆうことをすると自ずとペースが崩れてしまい結果的に疲労が増すばかりだ。前走者に追いつこうなどと欲をかかずペースを守ってペダルを回し続ける。回し続けているかぎり少しづつではあるが前に進みいつかは目的地へたどり着く。
汗がヘルメットから目に滴り落ちる。サングラスが曇って視界が悪くなる。しかし目の前には中野さんが必死にペダルを回している。
車が居ないとそこはチェーンの音がするだけの妙な静けさの中、中野さんの呼吸がかなり荒くなってきたのもわかるだけの余裕もでてきた。そこで思い切ってオレは中野さんをオーバーテイクした。その瞬間中野さんは真後ろにオレが追てきている事に気づいていなかったようで少し驚いていたようだった。
中野さんを抜くと、何故かガクっと来た。今までは中野さんのペースに合わせることだけを考えていれば良かった。中野さんの背中を見ながらペダルを回し続けることだけ専念すれば良かった。それが前に立つととたんにペースが分からなくなってきたのか、ただ後ろに追ていけば良かった時のような気軽さの様なものが無くなったのか? 辛い。ただただ辛い。
辛かったが、もう一度抜き返されるのは厭だという変な意地だけで、ペダルを回していると数台反対車線に車が駐車しているのが見えてきた。オートバイに乗っている時から目印にしていた箇所だったから、あと少しで都民の森だということは分かっていた。
そして程なく前方に都民の森が見えてきた! あと数メートルだ。この時初めて後ろを振り返ると数メートル後方に中野さんが見えた。
11:10
都民の森到着。バイクをラックにかけて売店へ流れこむ。アイスクリームをオーダーし食べる。中野さんも到着した。アイスだけでは落ち着かず、中野さんお勧めのダンゴも頂く。どちらも旨い! 旨すぎる!!(テレビ埼玉でよく見るCMでのセリフだけれど、あれも一度食べてみたいよね)
Runtastic Road Bike GPSを確認したらバッテリが残り20%であることに気づきoffにする。Runtastic Road Bike GPSはバッテリを消耗する印象が強い。(後で調べたらマップ表示がかなりバッテリを消耗するらしい。予めオフラインマップをDLしてマップ表示をオフラインマップにしておけばかなり軽減されるようだ)
休憩中中野さんの友人も後から登ってきた。しばし自転車談義。中野さんは富士ヒルクライムに参加し完走したと言っていた。なんでも凄い人気のイベントで参加は抽選になるとか。そして檜原街道~奥多摩周遊道路の様な基本上りの中に下りの箇所もあるというのではなく、富士ヒルクライムではひたすら上るだけという話であった。オレも来年には富士ヒルクライムを完走できるくらいにはっているだろうか?
2~30分くらい休憩したいだろうか? 中野さんは輪行なのでまた五日市へ下って戻るとの話だったけれど、オレは風張峠を目指すべく再び登り始めた。
都民の森から風張峠は、それ以前の勾配に比べてキツク無いように思えた。オートバイの時は最高地点=風張峠なんて全然気にしていなかったけれど、今は大きな目標としてオレの前にある。途中中学生くらいのローディーに軽々と抜かれ思わず「スッゲー」と口についていた。
12:00
風張峠 到着。最高地点といいながら、そこは周遊道路の他の駐車場と比べて地味で工事車両を置くためのソレって感じだ。ハイカーさんが休憩していたので思わず「ここ最高地点ですよね?」と確認してしまったくらいだ。
でも、その時俺は心のなかでヤッターと叫んでいた。この時の気持ちを一言で表すなら、達成感だ。5月の時は悔しい思いをしただけに感無量で涙が出そうになったw
千葉から輪行で来た方が記念に撮影しようとしていたので撮ってあげた代わりにオレも撮ってもらう。良い記念になった。
あとは下るだけだ。
13:15
小河内ダムに到着。ダムまでのダウンヒルは今まで経験したこと無い距離だった。途中登ってくるローディーが何人もいたのですれ違いざまに挨拶したり声をかけたりした。下っているときのローディーは誇らしげだと登っているとき感じていたが、今自分がそうしているのが不思議な感じでもあった。
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