ロードバイクが欲しいのである。
ロードバイクが欲しいのである。
なんとなく欲しいとは思っていた自転車。自転車といってもママチャリの類ではなく、カッチョ良くておしゃれなヤツだ。
震災をきっかけとしてジテツウ(自転車通勤の略ね)してみると、我が家から職場までの10km 小1hほど なんか楽しかった。本屋でソレらしい本を手にとってみると、カッチョ良くておしゃれな自転車はどれも(想定よりも)高かった。
そうゆうこともあって震災後電車運行も落ち着きを戻し始めて再び以前の電車通勤するころには、以前のような盛り上がりは落ち着いてしまっていた。
誰にでも悪友というのが居ると思う。
私にも悪友が居る。今年になってそいつが狙っている自転車を見に行きたいというので同行した。そこは中古自転車専門店で、中古車だから安いだろうと思ったらどれも100kを超えるようなモノばかりで、しかもかっこ良くて。結局今年の夏に悪友はそこで見に行った自転車=MTBを買った。となると私も欲しくなってきた。欲しくなる。
なんとか家族を説き伏せ? 資金を捻出し、ネットで調べたり、カタログ見たり、実車をみたりして10月にクロスバイクを買った。自分としては高価な自転車だと思ったが、店頭で見る売れ筋のクロスバイクは自分の買ったものの倍くらいの値段だった。
ヘルメットとか、サイクルコンピューターとか、あれこれグッズが必要だと言われていたけれど、乗るだけなんだから必要もないだろうと、ライトと鍵だけ自転車と一緒に購入した。
自転車を所有すると他人の自転車が気になりだすものだ。カメラ趣味であれ、自動車趣味であれ、同じだ。皆が乗っている自転車は確かにクロスバイクもあったが、ドロップハンドルのロードバイクも多かった。クロスバイクに乗っているひとは割りとカジュアルな出で立ちだけれど、ロードバイクはピッタリとしたサイクルウエアに身を包んでいる。それがなんとなくかっこよく思えてきた。見えてきた。
買ったクロスバイクに乗ると、自分が思っていた以上にスピードがたやすく出るのがわかった。なるほど、コレは速い。しかし自分の横をさっそうとロードバイクが抜き去っていく。音もなく。
やっとクロスバイクを手に入れたのに、なんかロードバイクが気になりだして、ネットを彷徨ったりリアル店舗に顔を出しに行く機会がいつの間にか増えてきた。知識もどんどん貯まっていった。
話によると、クロスバイクに乗り始めた人は1年くらいでロードバイクを買うらしい。その意味がよく分かる。分かり過ぎる。
悪友はロードバイクを買うと言い出した。どうせ買うならと中級者クラスのバイクだ。
またしても悪友に触されてきた自分がいた。いや、悪友は「悪い友」と書くが、悪くはない。自分に正直になろう。今オレはロードバイクが欲しいのだ。ウダウダ言っている経緯などどうでも良い。ただ、ただロードバイクが欲しいのだ。
朝日の昇る道満グリーンパークで、思った。いや、決めた。
ロードバイクを買うんだっ!
0 件のコメント:
コメントを投稿